わたるくんのにっき
12の2

MAMAさま作


続・ぼくが歯医者に連れてくよ その2




はいしゃさんのけんしんのひ ぼくは おおいそぎで 
ようちえんからかえってきた。
きょうは おんがくのじゅぎょうのひだったから ほんとうは はのせんせいと いっぱいおしゃべりしたかったんだけど おじちゃまのためだもん しかたないよね。


おうちにかえってみたら あおいちゃんとおじちゃまは まだきてなかった。
おててをあらって うがいをして おきがえをして ちょこっとだけおやつをたべて ママにはみがきをしてもらって・・・・ いたかった・・・・
もう じゅんびは かんぺきなのに あおいちゃんたち こないんだよ。。。。
よやくのじかんに まにあわないんじゃないかな?って しんぱいになったころ やっと インターフォンが 『ピンポ〜〜ン』ってなったんだ。

「もうっ!おそいよ〜〜!!」って ドアをあけたら たましいぬけちゃったみたいなおじちゃまを ひきずったあおいちゃんが まっかなおかおで はぁはぁ いいながら たってた。。。。。。



     ☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆.。.:*・゜♪゜・*:.。



「やめといたほうがいいんじゃないの〜??」って ぼく あおいちゃんに いったんだ。。
あおいちゃんは しょんぼりして・・・
「う・・・ん。。。。こんなに嫌だなんて思ってなかったんだ。 僕、強い悟でいてほしかったから、こんなこと克服してほしいって思ったんだけど・・・・・ ごめんね、悟。。。」 っていって なみだを ぽろんって こぼしたんだ。

そしたらっ! それまで ソファでぐったりしてた おじちゃまが 『がばっ!
!』っておきあがったんだよ。
ひゃ〜 びっくりした! でね なんていったとおもう?
「葵、ごめん! そうだね、これくらい克服しないといけないな。 こんなこと怖がってたら、これから先葵のこと守ってやれないな!」だって。。。

それから おじちゃまってば 
「もう大丈夫だから、行こうか? 渉、準備はいい?」っていいながら さっきとは べつじんみたいに しゃきしゃきあるきだしたんだよ。
もう〜 なんなわけ〜〜?? しんじらんない!
おじちゃまって こんなに おてがるだったの??

それに あおいちゃん! おじちゃまは きがつかなかったみたいだけど うつむいて わらいをこらえながら ベロだしてるの みちゃったよ ぼく。
あおいちゃんってば なんか すごい〜〜。
ももちゃんが 「涙は女の武器なのよ!」っていってたけど
おとこのこでも ぶきになるんだね。。 おぼえておこうっと。


 
      ☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆.。.:*・゜♪゜・*:.。



はいしゃさんについて ドアをあけて いつもみたいに おねえさんに
「こんにちは〜♪」ってごあいさつをして うしろをふりかえったら また あおいちゃんが おじちゃまのこと ひきずってた。。
「どうしたの〜?」ってきいたら あしがすくんじゃったんだって。。。。
ほんとに だいじょぶなのかな??

まちあいしつで まってるあいだも おじちゃまは おちつかないみたいで なんか そわそわしてるんだ。
「おじちゃま〜。ちっちゃいこでも ないてないでしょ? ここのせんせい やさしいからだいじょぶだよ!」 っていったんだけど ぜんぜんきこえてないみたい。。。
さっきから ずっと ぼくのおててを にぎってるんだ。
『ぼくでいいの? あおいちゃんのほうが いいんじゃないの?』 っておもって はんたいのおててをみてみたら ちゃんと あおいちゃんの おてて
もにぎってた。
そりゃ そうだよね。。 うん。

ちょっと まってたら おねえさんに
「桐生悟さん、葵さん、渉くん。診察室に入ってください〜。」 って よばれたんだ。
そしたら おじちゃまが ぼくのおてて ぎゅう〜ってにぎりしめて たちあがったんだ。

う・・・・・ ちょこっと おててがいたいけど だいじょぶっ! 
おじちゃま がんばろうね。 



  【その3に 続く〜♪】

MAMAさま:あれ? おかしい・・・若センセでてこなかった(笑)
もも♪:悟くんがビビっちゃって、なかなか歩かなかったせいですよね、これって。。。
MAMAさま:相変わらず悟くんヘロヘロです・・ヘタレだったのか?あ、お手軽かぁ。。(おい)
もも♪:次こそは若センセ登場ですか?
MAMAさま:ええ、診察室の前で、悟くんが卒倒しない限りは・・・だけどさ(爆)
もも♪:うわぁぁぁ・・・。

にっきのもくじうらの ほーむ