わたるくんのにっき
9の2

MAMAさま作


まちにまってたげつようび〜ひる

5がつ ★にち げつようび


きょうから 『おんがくのおべんきょう』 がはじまるから おおよろこびで ようちえんにきたんだよ。

なのに あたらしい おんがくのせんせいに 
「な・・・奈月〜〜!おっ・・おまえ、何でこんなに縮んじまったんだ〜〜!!あ・・・あぁっ! さ・・悟先輩まで、縮んでる〜〜〜!!!!!!」

なんて おおきなこえでさけばれちゃって ぼく わけわかんなくって ぐるぐるしちゃった・・・

でもね わけわかんなくなってたのは はのせんせいも いっしょだったみたい。
ぼくとすぐるが すぐに われにかえったのに せんせいは まだ ぱにっくだった。 

おまけに ぱぱが 
「羽野〜、お前ってば、相変わらずパニック体質だよな〜。。この2人は、俺の息子たちだよ。長男の渉と次男の英。渉は年中だからさ、宜しく頼むな〜。あ、バックに桐生一族がついてること忘れんなよ〜。。」 なんて いっちゃたものだから はのせんせい おかおがあおくなっちゃった。

「まぁ、それは冗談だけどな。。じゃ、渉、英。お迎えもパパが来るから、先生の言う事ちゃんと聞いて、いい子でいるんだぞ!」 っていって さっさと ぱぱがかえっちゃったあとも はのせんせいは ぼうぜんとして たってた。

ゆりぐみのともこせんせいに
「羽野先生?羽野先生??どうなさったんですか?羽野先生!!!」
って おおごえでよばれても まだぼうぜんとしてた。

ん〜〜。。。だいじょぶかなぁ・・・ちょっと しんぱいだけど ぼく おすなばで あそびたいから おきょうしつに かばん おいてこなくっちゃ。
それにさ はのせんせいは もういいおとななんだから だいじょぶだよね。。



ぼくたち たんぽぽぐみさんの おんがくのじゅぎょうは おひるまえだった。
みきこせんせいが
「はい、たんぽぽぐみのお友達〜。音楽室に行きますよ〜。一列に並んで、汽車ぽっぽしてね〜。はい、しゅっぱぁ〜つ!!」 っていって みんなをつれていってくれたんだ。

おんがくしつのまえで みんなをとめた みきこせんせいは どあを のっくして 
「羽野先生。たんぽぽ組です。お願いします!」 っていいながら おおきくとびらを あけた。

おんがくしつの ぐらんどぴあののまえにすわっていた はのせんせいは
「はい。じゃ、皆 ピアノに合わせてスキップしながら入ってきてくれるかな〜?」 って ぴょんぴょん とびはねてるみたいなきょくをひいてくれた。

うわ〜〜♪ いよいよなんだ〜!!
みんなといっしょに ぴょんぴょん とびはねながら ぼく すっごくわくわくしてた。

じゃ〜〜ん!! って ぴあのをひくのをとめた はのせんせいは
「たんぽぽ組のお友達。初めまして! 今日から、皆と一緒に音楽のお勉強をします。 えと・・『羽野幸喜』って言います。よろしくお願いしますね。」って ごあいさつして にっこり わらったんだ。

うひゃ〜〜。。かわいい〜〜!!
はのせんせい ぱにっくからは すっかり たちなおったみたいだね。
ぼくの おとなりでは ももちゃんが
「ま、合格かしらね。前の大杉先生はちょっとアレだったけど、今度の先生は、いい感じじゃない?」 って言ってた。

ももちゃんってさ 『めんくいさん』で けっこう りそうがたかかったりするんだけど はのせんせいは ごうかくなんだ〜。。 これって すごいことなんだよ。
こんど はのせんせいに こっそりと おしえてあげなくっちゃね。

それから みんなで おうたをうたったり かすたねっとで りずむあそびをしたり はのせんせいが せんもんだっていう とらんぺっとをふいてくれたりして はじめての おんがくのじゅぎょうは あっというまに おわっちゃった。
すっごく たのしかったよ。 たんぽぽぐみのみんなも たのしそうだった。

じゅぎょうがおわって おきょうしつにかえるときに ちらっと はのせんせいのほうを みてみたんだ。 
そしたらね せんせい すっごいつかれたようなおかおをして ぴあののおいすに すわりこんでたんだ。

ぼく びっくりして せんせいのところに とんでいった。
で ぐったりしてるせんせいのおててをにぎって おかおをのぞきこんだんだ。
でね 「だいじょぶ?」 って いってあげたんだよ。
だって すっごい しんぱいだったんだもん。

きゅうに おててをにぎられて きっと びっくりしたんだとおもうんだけど せんせいってば ぼくのおかおを じぃ〜〜っと みつめたんだ。
そのうちね なぜだか おかおが あかくなったり あおくなったりするんだ。
ぼく びっくりして せんせいのおてて ぎゅうって にぎっちゃった。
そしたらね にぎってた せんせいのおててが ぶるぶるふるえだして・・・

そうして せんせいは また おおきなおこえで さけんだんだ。


「お・・・俺は、ショタじゃねぇ〜!ノーマルだ〜〜!!」


さけんだあと はっ!って われにかえったせんせいに ぼくは にっこりわらって いってあげたんだ。

「ぼくね、しょたも のーまるも しってるよ。ふぅ〜ん、はのせんせいって そうだったんだ〜。」って。。

・・・はのせんせい、なんでそんな しにそうなおかおしてるの?
ぼく ちゃんと わかってあげるから しんぱいしなくっていいのにね?

へんなの〜〜!!
 
  
【まちにまってたげつようび・おむかえ】に続く




MAMAさま:はい!羽野くん 玉砕〜〜!!それにしても まもパパ 後輩脅してどーするっ!
もも♪:妙なところでパパ似ですねぇ(笑)
MAMAさま:へんなの〜! って・・・変なのはキミだよ、わたちゃん。。。

うらの ほーむ