おばかな変態保健医の日記

By 斎姫さま





 私の名前は、藤村 静。
 日仏のハーフだ。はっきり言ってカッコいい。
 自分で言うのもなんだけどイイ男である。

 そして、頭もいい。
 医師免許を取得したのもストレートでだった。

 そんなオールマイティな私の職業は・・・・保健医である。
 なぜ、医者ではなく保健医なのか。
 それはある人の影響とだけ言っておこう。
  



 とにかく私は保健医として聖陵と言う学院に勤めているわけだが・・・・。

 ここは私にとって最高の職場と言っておくしかないだろう。
 なぜならば、マムの「女性には常に優しく」の教えを守り、ダットの「武士の心得」を信条にしている私は・・・・・・いわゆる「ゲイ」だからである。

 女性は、私にとって尊ぶべき対象であって性の対象にはなり得なかったと言うことだろう。

 まあ。深く考えた所で私の性癖が変わるわけでもなく、そういうことだろうと納得している。


 そういう訳で、この男子校である聖陵学院は私にとって大変にナイスな職場であると言えるのだ。

一生をこの職場に捧げちゃう?せんせv

 それにここの食堂には素敵なマダム達もいらっしゃるからね。

おばちゃんたち、出番よぉぉぉ!

 


ガラガラガラ〜〜ッ

「すいません、先生。ちょっと気分が悪くて・・・・少し休んでいっても宜しいですか?」

 ふふふ。この声は、中等部の秋園君だ。
 彼は、保健室の常連君だ。

 バスケ部のマネージャでいつもくるくると子リスのように動き回っているのをよく見かける。
 私好みのカワイイ子なんだが・・・もうすでに売約済みだからな。


「もちろん、いいとも。・・・・少し顔色が悪いみたいだね。担任には私から言っておくからとりあえずしばらくそのベットで横になってなさい。」

「はい。ありがとうございます」

 おお!きちんとお礼を言ってごそごそとベットに横になる様子は、もうそのまま押し倒してしまいたくなるほどのキュートさだ。
・・・この際、売約済み相手がいても構わんか・・・・。

だめだめ、涼太を敵に回すと、もれなく光安センセがついてくるんだから(笑)

「先生、・・・どうかされましたか?」


・・・おおっと、いかん。どうやらカーテンを閉めるつもりでそのまま秋園君を見つめていたようだ。  

 いくら可愛くて、売約済みなら略奪もありか・・・等と考えていてもそれを表に出してはいけない。

 常に「スマート」であることを心掛けていなければ。

「いや、なんでもないよ。それよりも横になってなさい。中沢君にもついでに連絡しておくから、ね」

 人差し指を口に当てて、ナイショの姿勢で私がそう言うと面白いくらいに真っ赤になった秋園君は口をパクパクさせた。

 ふむ、面白い・・・。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(パクパクパク・・・)

「だって。帰り、約束しているんでしょ?」
 

何で何で何で???????????????が頭の中を駆け巡っているらしいのが、はっきりと解る表情と口パクに、言いたいらしい事の答えを口にする。


 全く・・・。
 部、公認でお互いにお互いをあんな目で見ているのにそれも解っていないようだなこの子は。

 いや、気がついていないだけか・・・。

 それは、まぁ。あんな番犬(?)がしっかり見張ってれば、ね。

でかい番犬(爆)

 私もしっかり、牽制かけられていることだし・・・ね。


『売約済みには手を出すな』
(ただし、頭の中で色々と妄想するのはそのうちに入らないらしい・・・)


 紳士たるもの「スマート精神」をなくしてはいけない。

センセ、これからもいろんな生徒で妄想して〜(笑) あ、先生相手でもいいよぉ(^^ゞ

END

ふふふふふふふふ〜。
静センセ、いかがでしたか?
待ってましたのキャラクターって感じですねぇ(にやり)
しかも斎姫さまによると、静センセは『自分ではバリバリの攻めだと思っている天然の受けくん』!!
だそうです(笑)

さて、この『藤村 静』先生は、斎姫さまのオリジナルキャラです。
斎姫さまの許可なしに、遊ばれませんように(爆)

それにしても、静先生が「医者」ではなく「保健医」になったのは、誰の影響なんでしょう・・。
気になるところです(笑)


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