後編




ど・・どうしよう・・・・やっちゃた。。。。。。。
ゆうべ なにかわすれてるって おもったのって これだったんだ。
いつもは ねるまえに ちゃんとトイレにいくのに きのうは もうねむくてしかたなかったから そのままねちゃったんだ。

ねんしょうさんのときには ときどきしちゃってたんだけど ねんちゅうの おにいちゃんになってからは いちどもなかったのに。

・・・・それに・・・・いまは おとうさんと ふたりだけなんだった。。。
どうしよう おとうさん おこるかな・・・・きらわれちゃうかな・・・・

でも ぼくひとりじゃ どうにもできないし。。。。
おそとは いいおてんきみたいだけど ・・・・・・・


おそるおそる となりのおふとんをみたら おとうさんは こっちにせなかをむけて ねむってた。
ぼくは 「・・・・おとうさん・・・・」って ちいさなこえでよんでみた。

おとうさんは すぐに めをさまして
「ん?悟、おはよう。もう起きたのか??」って こっちにきてくれた。

「あの・・・あのね・・・」って おずおず いいだしたぼくに
「なんだ?怖い夢でもみたのか?」って おとうさんは あたまをなでながら やさしくきいてくれた。

ぼく はずかしくてしかたなかったけど しかたないから すご〜くちっちゃいこえでいったんだ。



「「・・・・・・おねしょしちゃった・・・・・・」」



おとうさんは 「へ??」 って いって ぽかんとした おかおをした。
そして 
「悟、もう一回言ってくれるか?」
っていったんだ。


やだっ! こんなはずかしいこと 2かいもいえないよ。

ぷぅ〜ってふくれて せなかをむけたら おとうさんが いきなり ぼくのおふとんを がばっ!って めくったんだ。


きゃ〜! おとうさんの ばか〜〜〜!! 
えっち〜〜!!!




うりゅ〜〜って なきそうになった ぼくのおかおをみて おとうさんは ちょっと びっくりしたみたいだった。
でも ぼくのあたまを なでながら 
「とにかく、シャワーを浴びて、着替えよう。な?」っていってくれた。



     ☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆



「おとうさん。 おこらないの?」って いっしょにおふろに はいりながら きいてみた。
「ん? ママは怒るのか?」ってきかれて
「ううん。ママは おこらないよ。」っていったら
「だろう?大人になってまでおねしょしてる人はいないよ。悟はまだ小さいんだから仕方ないな。」
っていってくれたんだ。

おとうさん やさしいんだ!!しらなかった。。。
おとうさんと おでかけするの いやだなって おもっちゃって ごめんなさい。
ぼく こころのなかで おとうさんに あやまったんだ。



なのに・・・・・・・・
ぼくが おにわでほしてる おふとんのまえで やっぱりちょっと おちこんじゃってたら うしろで 『カシャ!』ておとがしたんだ。 
おどろいて ふりかえったら おとうさんが カメラをこっちにむけてた。



おとうさんってば 
「証拠写真〜♪」なんていいながら カメラで写しちゃったんだよ!
もう しんじられないっ!!!!
おもいっきり ないちゃったよ〜!! うわ〜〜ん!!



「大丈夫誰にも見せないから!」って いってたけど しんじていいのかな?
「ほんと?ほんとに?? ママにものぼるにもまもるにも みせないでいてくれる??」
って ひっしに おねがいしたら
「ああ、もちろん。約束する。絶対見せないよ。タクトに誓ってもいい。」
って いってくれたんだ。


おとうさんは しきしゃだからね 『タクトに誓う』っていったんだから あんしんしてていいよね?

でも・・・・・なんでか すご〜〜く いやなよかんがするんだよね。
なんでだろう??



     ☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆.。.:*・゜♪゜・*:.。.☆



十数年後、この衝撃的な写真が、タクトに誓ったはずの父親から、最愛の恋人の手に渡される日が・・・・・・。(鬼)



【おしまい】


衝撃の証拠物件大公開

ふふっ、まだ何か隠し事があるね?(笑)


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