みつけちゃったのね〜

祐介の日記
ぼくのおたんじょうび お笑いエンディング





△月 ○日 ☆曜日


今日は、俺の可愛い甥っ子・渉の誕生日。
姉貴の子供なんだけど、これが何でかってくらいに葵にそっくりなんだよな。
生まれたって連絡を貰って、病院に駆けつけて、初めて渉の顔を見たとき、一瞬姉貴のこと疑ってしまったくらい・・・。
義兄さんもビックリしてた。。。まぁ、血の繋がりがあるんだから、それもありかなって感じだったけど。

でもなぁ・・・次男の英の顔を見た時には、正直眩暈がした。
義兄さんも脱力してたしさ。
・・・葵は、大騒ぎしてたけどね。


その渉が今日、5歳になるんだ。俺も歳取る訳だよな。
今度の日曜日に、桐生家の薔薇園で誕生日のガーデンパーティがあって、それにも招待されてるけど、プレゼントはやっぱり誕生日当日に貰ってこそ!だよな。 
そう思って、プレゼントを抱えて姉貴の家に向かった。


駅で 葵を見かけた。 
あいつ、こんな所で何やってるんだ??

「お〜〜い!葵〜〜!!」って呼んだら、葵は気がついて振り返ったんだけど、何か急いでるみたいで、にっこり笑って、手を振って走り去ってった。
??? 何をそんなに急ぐことがあるんだろう???
あいつが、バタバタしてるなんて、珍しいな。


姉貴の家のリビングのドアを開けて、「久し振り〜!」って入って行ったら、渉が「おじちゃま〜♪ いらっしゃい!!」って 飛びついてきた。
俺は、「渉、元気だったか?」って言いながら、頬にキスをしたんだけど・・

渉が、何となく嫌そうな顔をしたんだよな。 
そろそろこんなスキンシップ、渉には迷惑になってきたんだろうか? 何か、それって寂しいよな。。
そろそろ おじちゃま離れなんだろうか?? 
それ・・・嫌だな・・・

ちょっと落ち込みながら渉をソファに下ろして、俺のこと睨んでる英に
「やぁ!英、元気かい?」って話し掛けたけど、
「こんにちは。」って一言言ってどっかに行っちゃった。

ふぅ・・英は渉のことが好きなんだよな。
独占欲ってヤツだな。。。でも、渉はそんなこと全然気がついてないみたいだし。

ホント、おまえってそんなとこもソックリだよ。。。叔父さんにさ・・・


渉へのプレゼントは、欲しがってたゲーム機とソフトにした。
ものすごく喜んでくれて、交代で一緒にゲームを始めたら・・・・・面白いんだ、これが!!
ついつい、ハマっちゃって。。。。
渉を怒らせてしまった・・・・


いつもみたいに、「やっぱり 渉はお子ちゃまだよな。」なんて言ったら、
「くまちゃん抱っこして寝るのって  おじちゃまと 一緒でしょ? ぼくは 幼稚園だけど おじちゃま 高校生だったんだもんね。 おじちゃまも お子ちゃまだよね〜〜♪」って言い返された。

ちょっと待て! それって・・・俺の過去の汚点じゃないか!!
なんで、渉がそんなこと知ってんだ???

 ショーーーーーーーーック!!!! (@O@)

俺は、真っ白になってしまって、気がついたら外に飛び出してて、駅前のベンチに座り込んでた。

ちょっと頭が冷えてきたところで、よ〜く考えてみると、
渉にそんなこと吹き込んだのって、葵しかいないってことに気が付いた。

葵のヤツ〜〜!! 渉の前では、カッコいいおじちゃまでいたかったのに・・・
くそ〜〜!文句言ってやる!!と意気込んで、葵の携帯に電話を入れた。


????葵のヤツ、出ないぞ????

電源も入ってるし、留守電にもなってない。
え〜い、出るまで鳴らしてやれ!

ってしつこく鳴らしてたら、「はい?」って不機嫌そうに出たのは、悟先輩だった。
「祐介? 葵は今取り込んでて、出られないんだ。明日にしてくれ。」
って、一方的に言って、すぐに切られてしまった。。。。ああ〜〜!
おまけに、電話の向こうから 「あぁ・・・ん」 なんて声が聞こえたりして・・・


・・・二人とも、こんな明るいうちから何やってんだ〜〜!(半泣き)
悟先輩も、連絡は明日にって・・・今夜は寝かさないんすか〜〜!!(マジ泣き)
葵〜、全力疾走で帰って、やってることって・・・コレか〜〜〜(大泣き)
頼むよ〜〜!勘弁してくれよ〜〜〜!!(号泣)
俺って・・・つくづく・・・不幸???
ああ・・・・ますます、ずず〜〜んと落ち込んでいく・・・・・ (どん底)


携帯を握り締めて、しばらく呆然としてたけど、ハッと気が付いた。
俺、渉のことほっぽり出して、飛び出したんだっけ。。。
渉、怒ってるだろうな。
元はと言えば、ゲームに夢中になっちゃった俺が悪いんだしさ。
・・・・ふぅ・・・渉に謝らなきゃな・・・


「もしもし、桐生です。」って 電話に出たのは、泣きそうな声をした渉だった。
「渉か?」って話し掛けて、謝ろうとしたら 「おじちゃま さっきは ごめんなさい。 お願いだから ぼくのこと 嫌いにならないで・・・」
って渉が小さな声で言ったんだ。

俺はビックリして、声も出なかった。
てっきり、嫌われたのは俺の方だと思ってたから。

渉、泣いたんだろうな・・・って思ったら、胸がきゅって痛くなった。
渉の泣き顔が、頭に浮かんで・・・何でか、心臓がドキドキいいだした。

??何だ、どうしたんだ??・・・・ん?? あれ? 
何か鼻の辺りがあったかいんだけど・・・・!!は・・・鼻血が出てる!!嘘っ!!

鼻をハンカチで押さえて、(俺ってサイテー・・・)って考えたら、ため息が出た。

渉に、謝って、もう一度戻るからと告げて、電話を切った。
何か、周りの人が笑ってるような気がする。。。。大丈夫か、俺?

そう言えば、前にも渉に一緒にお風呂に入ろうって言われて、鼻血が出たことあったよな。。。。

俺って・・・もしかして【ショタ】なのか? そうなのか?? 嘘だ〜〜!

・・・今なら、あの羽野の気持ちがよく判るよ・・・
頼む!! 誰か、違うと言ってくれ〜〜〜〜!!!!




【おまけ】

翌日、葵から電話がかかってきた。
昨日、電話から聞こえてきた声を思い出したら、俺の方が恥ずかしくって、居たたまれない気持ちになった・・・・ダメじゃん、俺・・・ 

葵に、「しつこく鳴らしてたけど、どんな大事な用だったの?」って聞かれて、
「渉に、俺の過去の汚点、吹き込んだの葵だろっ!!」って問い詰めた。

「汚点・・?くまちゃん?」って言われて、俺は赤面した。
「や・・・やっぱり葵か〜〜!!」って叫んだら、
「うん。でも、僕から聞いたって、渉は言ってた?」って聞かれた。。いや、渉は何も言わなかったけど、
そうとしか考えられないじゃないか。 そう言うと、
「ふふ〜ん、渉もしっかり男の子だよね。ちゃんと約束は守るんだ。偉いな。」
なんて惚けたことを言い出した。 何言ってんだ?? 

葵は、くすくす笑いながら、
「確かに教えたのは僕だけど、でもこの話って、あの頃聖陵にいた生徒なら皆知ってるよ。それに、聖陵の伝説ってことで語り継がれてるから今の生徒も知ってるんじゃないかな?」

なんて、爆弾を落としてくれた。

ひぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!! 嘘だろ〜〜!!!
何だよ、その伝説っていうのは?? 俺は、知らないぞ〜〜!!!

そ・・そういえば、後輩達がくれたプレゼントって、どれもこれもくま柄だったのって・・ この所為か???? め・・・眩暈が・・・・・・(くらくら〜〜)



その晩、俺は熱を出して寝込んでしまった。
彰久に「どうしちゃったの?」って聞かれたけど・・・
そんなこと・・・・言えるかっ!!! (赤面)



 【おしまい】

【この日記は、もも♪さまの設定されたキャラを使って、私【MAMA】が
妄想の赴くままに、書きなぐったパロディです。本編とは全く何の関係もありません。】

もも♪より

わたちゃんの日記、初の隠し(笑)いかがでしたでしょうか?

えっと、ちなみにこの時点で祐介はまだ25歳くらいのはず・・・です(笑)
祐介〜、年取ったなんて言わないでぇぇぇぇ(爆)
さりげに彰久くんが登場してるところもツボですv

ま、何が悪いって、渉くんが葵にそっくりなのがいけないんですよね、きっと。
ね、祐介、そう言うことにしておいて、あ・げ・るv
あ、でも、「ショタ」の気があるから彰久に走ったのかも〜(爆)

しかし、悟と葵、昼間っからMAMAさま曰く『桃色遊戯』・・・。
悟くん、無節操ぶりはパパ似・・・?!

MAMAさま、ありがとうです〜v

              


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