おばかな変態保健医の日記
By 斎姫さま
3と3.5の裏
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昇君のおねだり編vv 「ねぇ、直人。今日の静センセってなんか変じゃない?」 今日、もう何度目になるか数えるのもばかばかしくなっている言葉が昇の唇からもこぼれるのに少し顔をしかめて答える。 二人きりのこの時間に、例え昇にその気がなくても他の男の名前が出てくるのが許せない。 「・・・・・・・・・・っん」 その唇を縛めるように口付ける。 ちょっと苦しそうに眉をひそめるその表情に歯止めが利かなくなりそうだと内心で苦笑する。 「ん。・・・もう、何すんだよ」 「キスだろ?」 恥ずかしいのを隠すように怒った振りをするのがとてつもなく可愛い。 「それと。ちょっとしたお仕置きだな。二人でいる時に、他の男の名前を出したことのな」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・男の名前って静センセのこと?」 一瞬、二人の目が合いどちらからともなく笑い出す。 「なんだ。藤村先生は昇の中では男、じゃないのか?」 「そういう意味じゃないって解ってて言うんだから・・・。直人ってば最近、オヤジだよね。」 こ憎たらしいことをのたまってくれるそのほんのりと色ついた唇を更に奪おうとしたが、今度は昇が避ける方が早かった。 「ふふふ。そー簡単にはねv」 ニッコリと笑うその表情は可愛いものの、子悪魔的要素が多分に含まれているものであった。 ・・・・・・・一体、昇は誰に似てきたんだ。 「ねぇ、直人。僕、お願いがあるんだけどな。聞いてくれる?」 その時の昇の後ろに尻尾が見えたのはきっと直人の気のせいではなかったはずである (合掌) |
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学院長の脅し編vv 昇のおねだり作戦に負けた(笑)光安先生は現在、職員室で優雅なティータイム中である。 そう、あの後昇が続けたお願いとは、藤村先生の落ち込んでいる原因を探ること。そして、元気にさせることだった。 もちろん、直人としてはどうして私が!と思うがまぁ、早い話、誘惑に負けたのである。 『だって、直人は心配じゃないの?同じ教職仲間なのに?ほおっておくって言うの・・・ひどい。僕達生徒だって心配してるのに・・・。』 立て板に水の如く…とは正にこの事。更に・・・ 『僕、直人がそんなに冷たい人だとは思わなかった!そんな直人なんて知らない・・・・。』 極めつけは・・・ 『ホント?やっぱり直人は優しいね。だから好きv うん。もちろん、僕からのお礼もあるんだからねvv』 これでオチタ・・・。 なんとなく誰かの糸が後ろから見えたような気がしたが昇からの言質は獲ったのでまぁ、言いかと考えた。 それにそのことで生徒達が騒いでいるのも確かなことだった。 ただでさえバレンタインデーと言う事で騒がしい一日、これ以上の問題は直人としても避けたい所だったのだ。 「光安先生!」 職員室のドアを思いっきり開けて登場したのはうちの学院長様だった。 驚いている教師面々なんのその。猪突猛進とは正にこの人。 「ちょっとちょっとちょっと、いいですか!早く、着いてきてくださいってば〜」 ・・・・・・・・・・・・おまえは本当に学院長か〜〜〜?! 「ちょっと待ってください。大丈夫です、直ぐに行きますから」 飲んでいたカップを机に置き、ゆっくりとした動作で後を着いていく。 行き着く先は、院長室。 「今日の職員会議の時間変更を藤村先生に伝えてきてくださいね〜。そして〜、藤村先生の様子もちゃぁ〜んと見てきてくださいね〜」 ドアくらいゆっくり閉めさせろ。(怒りマーク☆) 落ち着いてから話せ。(怒りマーク☆☆) 語尾を延ばして話すな。(怒りマーク☆☆☆) 「私がですか?」 「うん、そう。お願いしますね〜」 ニコニコにっこり、院長にぴくぴくぴくんと光安先生。 「なぜ、わ・・・・」 「ま・さ・か?断ったりしないよね。」 言葉が重なる。・・・だから人の話は最後まで聞け! 「光安先生はやさし〜いもんね?生徒の味方だし〜?・・・・あ。それに〜色々とお世話になってるでしょ、私にvv」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 「・・・・・解りました」 こうして光安先生はオチタのである。 チャンチャンvv 因みに。こうなったらその元凶である静ちゃんをからかって遊んでやれvと光安センセが考えていたかどうかは謎です。 |
END |
斎姫さまよりメッセージですv
『性格とか色々、違うので本当にすいません。
それと・・・段々ばかさ加減が露出していっているのは斎姫の思い違いではないはず・・・・。
気分を害されたりした場合は仰ってくださいね(びくびく)』
で、裏で糸を引いているのはいったい・・・?
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