お待ちかね!TENさまからいただきました〜!
葵、3月のカレンダー『ホワイトデーのあおいネコ』です〜O(≧∇≦)O
ちょっと〜! 犯罪ですよっ、この愛らしさっ!
耳も目も手もあんよもおマメもシッポも悶絶の可愛らしさです〜!
さて、TENさまから妄想SSもいただきました( ̄ー ̄)
祐介はその日、学校の裏山でこそ練をしていた。
バレンタインに貰ったチョコがあまりにも多かったので、
そのお返しにチョコをくれた子達を集めて
「浅井祐介ホワイトデーコンサート」を音楽室で行う予定だったからだ。
お返しを買うにも人数は多すぎるし、
ひとりひとりにお返しすると中にはあらぬ期待を持ってしまう子もいるので、
いっそみんな集めて、「誰にも特別の気持ちは持ってないんだよ〜」と知らせるために、
ミニコンサートは上手い方法だと思った。
「まあ、こんなもんだろう」
祐介が自分の演奏に満足を得て、寮に戻ろうとしたときだった。
「まちなさい〜♪」
「う、うわ!だだだだれ?」
白い髭の爺さんが、たくさんの猫を足元に纏わりつかせながら祐介を呼び止めた。
「わしはこの裏山に住む猫仙人じゃ〜。
久しぶりにとてもいい演奏を聞かせてもらったから、お前にわしの猫を一匹あげよう。」
「そそそそんな!寮じゃ猫は飼えないし・・・・・」
と祐介が断りかけたときだった。
にゃうううん…にゃう〜ん、と仙人に纏わり付くたくさんの猫の中に、
一際美人のとびっきり可愛い…そう葵そっくりの猫を発見したのだ。
「ああああの!そそそその猫をください!」
うんうん、と仙人は満足そうに頷いて、
「お前は目が高い。その猫は人間の言葉も少し話せるぞ。」
「ほほほほんとですか!くくくください!ぜひ!」
というわけで、祐介はそのオフホワイトの可愛い子猫をふところに入れてこっそりと寮に帰る。
「いいか?お前の名前は『あおい』だぞ。」
「にゃん」
返事をするように『あおい』は鳴いた。
「僕の名前は『ゆうすけ』だ。言ってごらん『ゆうすけ好き』って。」
『ゆうすけすき』
じいいいいん!
祐介は懐の中の子猫を抱きしめて涙した。
「可愛がるからな。絶対絶対だれにも渡さないからな、『あおい』。僕のこと呼んでごらん。」
『ゆうすけ』
「もういっかい」
『ゆうすけ』
じいいん。
意外に甘い子猫の声に、祐介は夢見心地だった。
子猫をふところに抱えたままこっそりと寮の裏口から入って、一気に階段を登ろうとした。
「浅井?どうした。こんな時間に。」
聞きなれた声が耳に届いた。
「うわ!さとる先輩!」
なんとか祐介が言いつくろおうと言葉を捜してる間にも、もそもそと懐が動き出す。
「わ、出てきちゃだめだ!」
「なにが?」
悟が首を傾げたときだった。
「にゃん♪」
祐介の懐から顔を出した『あおい』の耳がぴん、と立った。
「え?」
「にゃうん♪」
祐介が止める間もなく、子猫は祐介の懐を飛び出して、
悟の足元に走り寄り、ごろにゃ〜んとその足に擦り寄った。
「へえ、猫かあ。可愛いなあ、この猫、何て名前?」
悟の問いに祐介は答えなかった。
そして。
「子猫よ、おまえもか…」
祐介はがっくりと肩を落とした。
この猫は寮のアイドルになり、ホワイトデーには祐介に悟あてのホワイトチョコを
買ってこさせて、プレゼントしたという噂も…(笑)
いや〜、こんなにゃんこがいたら、そっこーでお持ち帰りですよねっ。
いやほんと、マジでほしい〜!
それにしても。
あおいにゃんこ、手にしたハートにはちゃっかり「さとる」の文字。
ゆうすけの立場は……(笑)
TENさま、本当にありがとうございました〜!
4月は…桜の季節ですね〜v