「裏BBS100」翔さまからのリクエスト
『祐介と葵の恋愛対談"パフェオチは、なしよ"』

葵と祐介が、初恋について熱く(?)語り始めたのですが・・・。




葵:今日は恋愛について語らなきゃいけないらしい。

祐介:恋愛ねぇ…。葵は初恋っていつ?

葵:初恋ねぇ…。いつだろう?うちには綺麗な舞妓ちゃんがいっぱいいたから、あんまり女の人を見てときめくってことなかったかも。

祐介:目が肥えちゃってたわけ?

葵:どうだろ?祐介は?初恋っていつ?

祐介:初恋ねぇ…。いつだろう?小学校の時も真っ直ぐ家に帰るいい子だったからな、僕は。

葵:…………わかった。

祐介:何?

葵:祐介の初恋の相手は……さやかさんだ。

祐介:げーーーーーーーーーーーーーっ!なんで姉貴なんだよっ!

葵:だって、真っ直ぐ家に帰ってたのは、さやかさんに早く会いたいからだろ?

祐介:う…。それは…姉貴を頼りにしていたからであって…。

葵:いいって、照れなくっても。よくあることだって。

祐介:…よくあることなのか?

葵:うん。だってさ、初恋ってのは知らないうちに身近な人に抱く淡い感情だと思うんだ。だからそれがお姉さんであっても別にいいんじゃない?

祐介:ふ〜ん。…でもっ、僕の初恋は姉貴じゃないぞっ。

葵:素直じゃないんだから…。僕なんか、初恋の相手は、もしかしたら母さんかもしれないのに。

祐介:ええっ?!

葵:だってさ、物心ついたときからずっと見てたんだよ。艶やかな芸妓姿の母さんを。そりゃあ綺麗だったもん。

祐介:写真ってないの?

葵:うーん。京都には少しあると思うけど。やめちゃったときに、全部処分したらしくて。

祐介:そうか…。もったいないな。

葵:まぁね。ところでさ、さやかさんが初恋じゃないって言い切る以上は、他に初恋の人がいるんだね、祐介。

祐介:……………(どうしよう…『葵』とか言ったらバカにされるかな?『えー!僕に会うまで、恋もしたことなかったのー?』とか…)。葵は…どうなんだよ。

葵:僕は…そうだなー…。幼稚園の時の妙子先生も好きだったし、小学校の時の美紀先生も好きだったし…、中学の時の絵美子先生も好きだったし…。

祐介:(葵って、もしかして節操ない…?)…。

葵:でも、やっぱり、新幹線の中で運命的な出会いをしたお姉さまかなー?

祐介:え?…姉貴…?

葵:だってー、さやかさん、素敵だよ〜(パフェ奢ってくれるし)。

祐介:…(待てよ。姉貴と葵がくっついたら、葵と僕は兄弟だ。みすみす悟先輩に渡すくらいなら…)よし、葵、僕が姉貴との仲を取り持ってやる。

葵:はへ?どうしてそうなるの?第一、僕とさやかさんは11歳も離れてるのに。

祐介:愛に年齢なんか関係あるかよ。

葵:そりゃそうだけど。でも、さやかさんが嫌がるよ。

祐介:心配するな。姉貴は年下好みだ。

葵:へ?そうなの?

祐介:あれだけ何でもできる可愛げのない女になると、男に頼ろうとしなくなるんだな。

葵:なるほどねー。

祐介:きっと大事にしてくれるぞ。

葵:っかな?

祐介:そうそう。

葵:んじゃ、その御礼に、祐介には僕の姉貴を紹介しよう。

祐介:葵の…?

葵:そう。血は繋がってないけど、12歳まで一緒に育ったからね。姉弟同然。

祐介:それって、舞妓さんの?

葵:そう、菊千代ねえさん。可愛げないほどしっかりしてるからねー。

祐介:あの…ご遠慮申し上げておきます…。

葵:どうして?遠慮しなくていいよ。…祐介には幸せになって欲しいし…。

祐介:あおい…。

葵:よしっ、善は急げだ。由紀に電話してくるっ。(走って行ってしまう)

祐介:葵っ!!!!!(どうせなら、葵が幸せにしてくれよぉ〜)


こうして、またしても葵くんは行ってしまい、
後に残されたのはハートブレイクの祐介くんなのでした(笑)
しっかし、ふつーは母や姉に恋なんかしないって(爆)


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