「33733」秋本司さまからのリクエスト『祐介、想い人を語る』
いつもインタビューする側の祐介くん。
ついに『される』日がやって来ました。インタビュアーは、もちろん、葵くんです!
(葵がまだ祐介の気持ちを知らない頃のインタビューですv)
祐介:(浮かれまくっている) 葵:どうしたの?やけにハイだね。 祐介:だって、葵が僕にインタビューだなんて。 葵:そっか、祐介、インタビューするばっかりだったもんね。 祐介:そうそう。…な、葵、何聞いてもいいぞ。何でも答えてやるからな。 葵:ホント?ありがと祐介。…じゃ…(ポケットからメモを出す) 祐介:(ワクワク)(*^_^*) 葵:えっと…『祐介くんの好きな人について語って下さい』…だって。 祐介:…………………………。 葵:?どうしたの、祐介…固まってるよ。 祐介:ぼ…僕の…す…好きな人…? 葵:(うろたえている祐介を見て、一瞬不思議そうな顔をするが)ふ〜ん、祐介…今、恋してるんだ。 祐介:なななななななな何をっ。 葵:あはは。図星〜!!ね、ね、誰?どこの子? 祐介:ど、どこの…って。 葵:…まさか、聖陵の生徒…? 祐介:(ぎくぅ〜)! 葵:あらら…これも図星…。 祐介:な、なんだよっ、さっきから図星、図星って…っ。 葵:だって、祐介ってばすぐ顔にでるんだもん。 祐介:え?そう? 葵:うん。クラスのみんなが『祐介はポーカーフェイスだから』って言ってたけど、あれ、嘘だね。だって祐介ってすごくわかりやすいし。 祐介:そんなばかな…。 葵:ねぇ、観念して教えてよ。同級生?それとも後輩?…まさか、先輩とか…。クラスメート?じゃなかったら、管弦楽部だよねぇ…。 祐介:う〜。 葵:え〜?誰だろう…?僕、知ってるよね、その人のこと。 祐介:…わ、わかったよ…。話すよ…。 葵:そうこなくっちゃ! 祐介:身長が167cmくらいで、華奢で、可愛らしくて、目がクリッとしてて、色が白くて、優しくて、音楽のセンス抜群で、成績も良くて…。 葵:……祐介……それって…。 祐介:(赤くなって俯く)…。 葵:全校的アイドルじゃないか…。 祐介:ん…。高嶺の花かな…とか思うけど…。 葵:…そうかも知れない…。 祐介:(がぁ〜ん)やっぱり〜? 葵:でもさ、祐介だって下級生に絶大な人気じゃないか。この前中学生が言ってたよ。聖陵の三大ハンサムは、悟先輩と守先輩と浅井先輩だって。きっと大丈夫だよ。アタックしてみたら? 祐介:あおい…。 葵:そりゃ、相手が昇先輩だとちょっと難しいかもしれないけど。 祐介:はぃぃ〜? 葵:でもさ、三大ハンサムの内、二人は兄弟なんだから、祐介が一番チャンスありだよ! 祐介:…葵ってさー、聖陵の三大美人って誰か知ってる? 葵:そんなのあるの? 祐介:あるに決まってんじゃんか。 葵:あ、一人は絶対、昇先輩! 祐介:あとは…麻生隆也と…。 (突然、葵の腕時計のアラームが鳴る) 葵:あ!いっけない!ピアノのレッスンの時間だ! 祐介:…嘘…。 葵:ごめんね、祐介。続きは今夜部屋で。 |
こうして葵くんは行ってしまったのでした。
あとに残るのは、ハートブレイクの祐介くん、ただ一人(笑)
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