89298:MAMAさまからのリクエスト
ラスボス光安と勇者にょぼるのお初の感想インタビュー


 この夏めでたく本懐の、光安センセと昇くん。
 こんな二人に誰が何を聞けると言うのでしょう…(T_T)




直人:ん?今日は私たち二人だけか?

昇:インタビュアーとかいないのかな?

直人:まあ、根ほり葉ほり聞かれるよりは、自分で喋ってしまった方が気が楽だがな。

昇:えっ、直人、ベラベラ喋っちゃう気?

直人:だって、「お初の感想インタビュー」だろ?

昇:そりゃあそうだけど…。

直人:じゃあまず私が昇に聞いてやろう。どうだった?

昇:(真っ赤になって)ど、どうってっ。

直人:ほら、あれがよかったとか、ここが気持ちよかったとか。

昇:そ、そんなこと急にいわれてもっ。じゃ、じゃあ、直人はどうなのさ。

直人:私か?決まってるじゃないか。昇はどこに触れても感度は最高だし…

昇:う。

直人:背中を反らせて可愛い声で啼くのもそそられるし…

昇:ちょ…。

直人:登り詰めるときに、『いやいや』って頭を振ると金色の髪がシーツを叩いてキラキラ光るのも綺麗で…

昇:も、いい…。

直人:ギュッと締め付ける『中』も最高だし…。

昇:もういいーーーーーっ!!

直人:じゃあ、次は昇の番だ。

昇:は?

直人:噂によると昇は『誘い受け』らしいからな。いろいろと言いたいこともあるだろう。

昇:だ、誰が『誘い受け』だよっ。いつ僕が直人を…。

直人:誘ってない?

昇:う…。

直人:確か可愛い声で『抱い…

昇:わーーーーーーーーーーーっ!

直人:なんだ、びっくりするじゃないか。

昇:あ、あれはっ。

直人:必死だったからだろう?

昇:う、ん…。

直人:また誘ってくれないのか?(抱き寄せて耳元で囁く)可愛い声で…。

昇:恥ずかしい…よ。

直人:恥ずかしいことなんてあるもんか。昇のする事なら何でも可愛いよ。

昇:直人…。


 徐々に近づいていく唇。
 直人の掌が昇の首をグッと支え、やがて互いの熱い吐息が触れ……。
 
 おいっ、ここはNovelsの中じゃなくて桃の庭だっ!


直人:なんだ、ここでは邪魔が入るんだな。

昇:あ、当たり前じゃないっ。もう、直人ったら無節操なんだからっ。

直人:ん?節度ある大人でいて欲しいか?昇…。

昇:それは…。

直人:私はいつも、昇を見ると自分を失いそうになるよ…。

昇:僕だって…。

直人:昇…どうして欲しい…?私に教えてくれ…。


 ひんやりとした直人の指先が昇の体の線を辿り始め、胸から腰へと徐々に移動していく。


昇:あ、そこ…。

直人:気持ちいいか…?

昇:う…ん。も…っと。

直人:敏感だな…昇は、どこもかしこも…。

昇:あ、ん。

香奈子ママ:直人くんと昇、ここにいる〜?

直人&昇:うわぁっ!!!

香奈子ママ:あら、どうしたの?二人して赤い顔して。

直人:いや、その…。

昇:な、なんでもないっ。

香奈子ママ:……ふ〜ん…。あなたたち、今度二人で温泉に行くそうだけど、回りを確かめてからにしてね。

直人:はいっ。それはもちろんっ。

昇:……(あちゃ〜、何言ってんだ、この人は…)



香奈子ママ、最強(笑)




センセ、教師を忘れてます(^^ゞ


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