 |
もも♪：さ、今日はみんなに「フルートの魅力」について語ってもらいましょうね〜。では、順番にフルートのどんなところが好きか教えてもらいましょう。はい、まず最年少の藤原くん。 彰久：え？ボクからですか？ えっと〜、う〜んと〜…。 葵：藤原くん、落ち着いて。 彰久：あ、はいっ！ ん〜と…、音色が優しいところ…です。 祐介：あはは、なんか藤原らしいな。 彰久：え。そ、そうですかっ？（どきどき） もも♪：（ニヤリ）。…では次、中２の谷川くんね。 康裕：はぁい。フルートの良いところはデスね、他の楽器みたいに消耗品が少ないところデス。 もも♪：あはは〜、現実的〜。葵くん、座談会をご覧の皆様に説明して。 葵：はい。例えば、弦楽器だと、弦や弓が消耗品です。切れたら即、張り直しなのはもちろん、定期的に張り替えが必要です。管楽器でも、オーボエやクラリネット、ファゴットと言った楽器は『リード』という、音を鳴らすためのものが必要なんです。 もも♪：『リード』の材質は『葦』とかの天然素材なんだけど、これが結構高いのよね。 祐介：そう。クラリネットなんか、２０本入りのリードを一箱買って、使い物になるのは１枚か２枚って聞きますよね。 葵：オーボエの人たちは自分で削って作ってるしね。 彰久：ボク、ここに入学して初めて自分で作ってる先輩たちを見て、びっくりしました。 祐介：みんな背中丸めて一心不乱に『葦』を削ってるからな。 隼人：あの姿、結構不気味だよな。 もも♪：うわぁ、佐伯くん、いたんだ（そういえば、隼人って名前だったわね／笑） 祐介：佐伯先輩、座談会初登場です。 隼人：今までお呼びじゃなかったんだ。 もも♪：拗ねない拗ねない（笑）じゃ、次は中３の紺野くんね。 昌生：はいっ！フルートの良いところは、なんと言っても材質がいろいろあって楽しめるところですっ！ もも♪：そうよね〜。洋白銀製、銀製…。 祐介：金製でも４金・９金・１４金と、さまざまで…。 葵：最近はセラミック製やプラチナ製もあるからね。 康裕：プラチナ製はお値段ナント、６００万円！ 隼人：俺は木管が好きだな。 葵：先輩は古楽器や和楽器も演奏されますからねｖ 昌生：僕は大学生になったらバイトして金のフルートを買うのが夢なんです。 もも♪：金のフルートは、しっかりした音が出るからね。鳴らすのに体力いるから、男の人向きだけど。 栗山：最近はチタン製もあるんだよ。 もも♪：おおっ、先生登場〜！(^^)//""" 祐介：チタンですか？ 栗山：ああ、この前ちょっと試奏したんだけど、もうめちゃくちゃ軽くてびっくりしたよ。 隼人：軽いってことは管体厚が薄いってことですよね。音の方はどうですか？ 栗山：佐伯くんの言うとおり、管体厚はかなり薄い。だからお手軽な音がするかと思ったんだけど、これが結構いい音でね。 葵：へ〜、そうなんだ…。 栗山：鳴らし易いし、音もいいし、軽い。こうなったら売れ筋楽器になりそうだなと思ったよ。 昌生：で、先生、それいくらくらいするんですか？ 栗山：ん、なんでも加工が難しいとかで、一本３００万くらいって…。 一同：ひぇぇぇぇぇぇ…。 もも♪：さ、気を取り直して（笑）。次は葵くんだよ。 葵：あ、はい。えっと、フルートのいいところ…（ここで、楽器が小さくて軽いからとか言うとひんしゅくだろうな…）。静かなところ…かな？ 祐介：静かなところ？ 葵：そう、フルートってそんなにやかましい音でないし、しんみり吹いても綺麗だし。 隼人：なんか暗いな、それ。 葵：（脳天気に）え〜？そーですかー？ 隼人：前言撤回。 もも♪：じゃ、祐介くんね。 祐介：はい（ここで葵と同じ楽器だから好き、とか言うとひんしゅくだよな…）。…っと、フルートはクラシックもポップスもジャズもＯＫっていう幅の広い楽しめ方が出来るじゃないですか。そこが魅力かなって。 彰久：あ、ホントだ〜。 康裕：ジャズフルートなんか、かっこいいデスよね。 昌生：確かにポップス吹いても様になる〜。 もも♪：ふふｖ では最上級生の佐伯くん。 隼人：フルートの魅力なんて、決まってるじゃないですか。 もも♪：何？ 隼人：デートの時に『俺、フルートやってんだ』な〜んて言ったら、女の子はみんな『え〜うそ〜、かっこいい〜』って言うんだ。 もも♪：ナンパの道具かい……。 一同、白い目。 もも♪：さ、気を取り直して、先生に締めてもらいましょう！ 先生！ズバリ、フルートの魅力とはっ！ 栗山：軽くて小さくて持ち運びに便利なところ。 一同、ボーゼン。 |