「64546」nekoさまからのリクエスト『受けキャラおのろけバトル〜うちの彼氏が一番』


 さて、攻めキャラくんたちが不気味に盛り上がっているその頃、
受けキャラくんたちも対談を始めていた。
 こちらは作者の趣味でインタビュアーつき。
 インタビュアーは…。



千里:えっと。何故だか進行役をやれって言われた海塚千里、23才・会社員です。さて、自己紹介行こうか。(なんだか、可愛い子たちだな…。ほんとに男の子か?) 

直:はーい。初めまして。俺、熱田直、18才・今度大学生です。(司会のにーちゃん、会社員ってか?マジ?…こっちの子もやたらと綺麗だし…)

葵:初めまして。僕は奈月葵、15才です。(こ、この二人、めちゃめちゃ可愛い…。会社員と大学生…って、嘘だぁ…)

千里:さて、今日はお互いの恋人自慢をしてもらうんだけど…と。(メモを見る)『お互いの彼氏の紹介から』…だって。………か、彼氏ぃ?!

:(きょとん)

千里:君たち、男の子だよね。

直:当たり前です、どこ見てんですか。

葵:(うんうんと頷く)

千里:(見れば見るほど信じ難いんだけど…)恋人って、『彼氏』なの?

葵:(にっこり)

千里:…。(さ、最近の子って、進んでるんだな…。いや、もしかして俺が遅れてる…?)

直:彼氏の紹介でしょ?

千里:あ、うん。

直:俺の恋人は、同級生で前田智雪っていいます。掃除、洗濯、料理、ついでに勉強もできる、腹立つくらいの男前です。

葵:僕の恋人は、桐生悟さんっていいます。一つ先輩で、ピアニストで指揮者なんです。もう、見惚れちゃうくらい綺麗な人です。

直:優しい?

葵:すっごく。でも、ピアノのレッスン中はキビシイです。

直:へ〜、ピアノ習ってるんだ。

葵:えへ(照)…直さんの恋人は?優しいですか?

直:うん、優しい。

葵:いつも?

直:うん、いつ………(いきなり真っ赤)

葵:直さん?どうかしました?

直:べ、別に…な、何でもないよ。お、怒ると怖いけどな。さ、海塚さん、サクサク質問片づけちゃおうよ。

千里:そ、そうだね。じゃ、次は『恋人のここが困りもの…ってありますか?』だって。

直:う〜ん…。あいつ、何でもできるし…(いきなり真っ赤)

葵:う〜ん…。僕にはもったいない人だから…(いきなり真っ赤)

千里:何?二人とも急にどうしたの?

葵:べ…別に…。

千里:?…んじゃ、次の質問ね。えっと…(絶句)。

(落ちたメモを覗き込む二人)

葵:『恋人の●ッチに満足してますか?』……(ゆでだこ状態)

千里:ききき、君たちって、ももも、もしかして、けけけ、経験、あり…?

(ばつが悪そうに顔を見合わせるカワイコちゃんたち)

直:もしかして、海塚さんって…なし?

(千里に突き刺さる、カワイコちゃんの4つの瞳)

千里:(こ、子供に舐められてなるものかー!)ま、まさか…。お、俺いくつだとおもってんの。

(努めて平静を装う千里)

千里:で、ま、満足してる、の?

直:いや、その、ちょっと激しいのが…身体にきついかなって…。

千里:は…激しいって…(絶句)。

葵:あ、やっぱり?

直:あれ?葵くんも?

葵:いえ、あの、別にかまわないんですけど…ちょっと、次の日に響いたりすると…。

千里:つ…次の日…(目眩)。

直:もうちょっとこっちの身になってみろって、思わないでもないかな…な〜んて。

葵:直さんも大変そうですね…。

直:葵くんこそ。

千里:…君たち、苦労してるんだなぁ。なまじ可愛く生まれてきたばっかりに、こんな立場で…。(『受け』って辛いんだろうなぁ…可哀相に。俺、『受け』じゃなくてよかったよ…)

葵:(顔を見合わせて首をかしげる)

直:まぁね。…そうだ、ちょうど大人の人がいるんだから聞いてみよう。ね、海塚さん。

千里:な、何っ(声が裏返る)

直:あれって、大人になるとちょっとは落ち着きます?

千里:(腰が引ける)お、落ち着くって…。

直:海塚さんの彼氏っていくつー?

千里:お、俺の彼氏ぃ?!俺っ、彼氏なんていないよっ。

葵:あれ?じゃあ、笠永さんは?

千里:ななな、何で葵くんが笠永くんを知ってるのっ!

葵:表に迎えにいらしてますよ。

千里:げっ。あいつっ!(走っていってしまう)

直:あの人、根本的に何か勘違いしてないかな?

葵:僕もそう思います。あれは自分が見えてませんね。

直:だよな。それにしても海塚さんの彼氏っていくつなんだろう?

葵:20才ですよ。

直:え?何で知ってんの?

葵:笠永行範さん、小中学校の先輩なんです。

直:へー、そうなんだ。でも、その彼氏って、先々苦労しそうだよな。

葵:ですね。



それにしても『年下の恋人なんて考えられないな』な〜んて思う二人であった。


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