「20102」藍内さまからのリクエスト『悟くんに質問!自分の楽器の好きなところはどこですか?』


 さて、今回は珍しくまともなインタビューです(笑)。
 最近アヤシイ言動が多くなってきた悟クンですが、
今日は真面目に?ピアニスト悟クンとして音楽を語ってもらいましょう!



もも:『自分の楽器の好きなところはどこですか?』って質問をいただいたんだけど。悟くんはピアノ弾きだけど、どう?ピアノって。

悟:…どうでしょうね…。今や自分の一部…ですから。

もも:ピアノのどんなところがスキ?

悟:歌ってくれるところ…かな?

もも:歌ってくれる…。

悟:そうです。この10本の指で僕のやりたいことを伝えると、僕の気持ちをそのまま歌にして人に伝えてくれるところ…かな?

もも:でも、人に伝えるって大変だよね。

悟:そうですよね。まず練習を重ねないと、僕の気持ちがピアノに伝わらないし、そこから更に練習を重ねないとピアノから人には伝わらないし…。

もも:でもその分…。

悟:やりがいはありますね。

もも:ピアノをやめたいと思ったことある?

悟:そりゃ、ありますよ。練習は同じことの繰り返しで、おもしろくないことも多いし、遊びたい時にも時間になれば練習しなくちゃいけなかったし…。

もも:でもやめなかった?

悟:正直言うと、やめなかった…っていうより、やめられなかった…が正しいです。

もも:それは、「やめさせてもらえなかった」って言うこと?

悟:うーん。そうじゃないんです。ピアノがどうこう…っていうより、音楽から離れられなかったんですよ。

もも:はーん、なるほどね。

悟:自分の手が音を奏でなくなるっていうのが、考えられなくて。

もも:そんなことになったら寂しくなるよね。

悟:(頷く)卒業された管弦楽部の先輩方も、みなさんおっしゃるんですよ。どんな環境にあっても、音楽を離したくないって。

もも:それは音楽と共にありたい…ってことだよね?

悟:そう思います。練習が辛い時もあるし、思うようにいかなくてやめてしまいたくなるときもありますけれど、でも、僕は自分の手からピアノを離すときは来ないと思います。

もも:葵くんもでしょ(ニヤリ)

悟:…そうです。葵の音楽を聴いて、『義務感から奏でられる音は、誰の心も震わさない』って強く思いました。僕たち兄弟には、親の影がいつもつきまとっていて、音楽をしなくてはいけないんだ…っていう、義務感めいた物がどこかにあったんです。けれど葵はただ、好きだから吹いている…それだけでした。なのに、その気持ち一つで、聞く人たちの心を捉えてしまう…。だから僕は、葵と音楽をどこまでも追いかけていきたいし、一緒にいたい。離すことなんて、できません。

もも:結局…。

悟:好きなんです。音楽も…。

もも:葵くんもねv

悟:…(照)。


 それじゃあまたね…と悟クンと別れた後、物陰から声が…。


葵:ももさん…。

もも:あれ?どうしたの?葵くん。

葵:深刻な顔して悟と何を話してたんですか?

もも:音楽談義よv

葵:…なんだ。

もも:ね、葵くんは自分の楽器のどこが好き?

葵:う〜ん。…やっぱり…軽くて…。

もも:小さくて…。

葵&もも:持ち運びに便利なところー!!




バカ…。

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